誤り訂正エリア

Revised : 2006/02/06
Since : 2005/04/01


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誤り訂正の仕組み

本来のデータとは別に冗長なデータを付加することによって、データの誤りを検出したり訂正したりする。
大きく分けてブロック符号と畳み込み符号に分けられる。

ブロック符号

情報を適当なブロックに区切って符号化する。
各ブロックの符号化は互いに独立である。

畳み込み符号

記号ごとに符号化を行う。
1記号を入力すると、数記号の出力を行う。
出力は、何記号か前の入力に影響を受ける。

ハミング(Hamming)符号

ビット誤りに対して有効で、ECCメモリやRAID-2などに使用されている。
訂正能力がそれほど高くないが、
誤り訂正を高速に処理することが可能となっている。

リード・ソロモン(Reed-Solomon)符号

CDやQRコード等に使用されている。
連続して発生する誤り(バースト誤り)を訂正することが
可能な数学的な誤り訂正の方法である。
ハミング符号などと比べると、誤り訂正能力は高い。

ターボ符号


携帯電話等に使用されている。
畳み込み符号の拡張である。
1つの情報記号列を、2種類の異なる方法で符号化する。
2つの復号アルゴリズムを交互に実行することにより、
他方の計算結果を参照し、復号精度を高める。

LDPC(Low Density Parity Check)符号

低密度パリティ検査符号
広帯域無線のUWB(ultra wideband)や衛星デジタル放送の「DVB-S2」等に使用されている。
非常に疎な検査行列、すなわち、行列内の非零要素の数が
非常に少ない行列により定義される線形符号である。
また、シャノン限界に非常に近い性能が得られる事で知られている。

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